『Gaia10』の洗礼されたユーザーインターフェースを採用し、「簡単・すばやさ」を追求。
『Gaia』データからの実行予算作成機能、積算情報や当初実行予算、変更予算の複数段比較表示機能、編集内容に連動した最新利益表示機能、複数の雛型(テンプレート)を利用した予算作成機能など、多彩な実務的機能を活用して見積・実行予算の作成ができます。
また、“官庁積算−元積−実行予算−原価管理”までのデータ連携を実現した「原価管理パック」や、最大4通貨を同時に使用できる海外工事の見積・実行予算に対応した「複数通貨版」を用意。
幅広い業務に対応した見積・実行予算システムです。


特徴1:簡単・すばやく、見積・予算作成


『Gaia』で作成した積算データを読込み、官庁積算の内容や請負金額との差額を確認しながら、見積・実行予算を作成できます。また、工事種類ごとに作成したテンプレート(雛型)を利用した見積・予算作成が可能で、見積・予算業務の省力化、均一化が図れます。


『Gaia』で作成した工事データの読込み

積算時の単価項目を予算時の単価項目に変換する設定や、積算時の数量や単価に対して数量率・単価率を設定することができます。その他、日当り施工量当りの代価表への換算や運転単価表の単価項目変換など、『Gaia』で作成した工事データを有効活用しながら、見積・実行予算に適した内容に変換できます。


工事種類ごとに作成したテンプレート(雛型)を利用した見積・予算作成

トンネル工事、シールド工事、護岸工事など、工事種類ごとにテンプレートを作成できるので、見積・予算業務の省力化、均一化が図れ、見積・予算の品質向上に繋がります。
直接工事費だけではなく、共通仮設費や現場経費もテンプレート登録の対象になるので、会社標準の分類や区分けから内訳を作成することが可能になり、見積・実行予算作成の省力化と均一化が図れます。
代価表や代価明細、単価表まで登録できるので、工種ごとの自社歩掛を含めたテンプレート登録が可能です。
 


見積・予算内容の全体確認に適したツリー形式のExcel帳票

内訳書、代価表ごとに改頁されることなく、見積・予算が細目の単価行も含めツリー形式で一覧表示されます。
入札金額検討会議や実行予算検討会議などで、見積・予算の詳細を一覧表で確認しながら、予算検討が行えます。
3種類の見積・予算情報を出力する比較タイプの一覧表で、積算・見積・予算の詳細を左右に比較検討できます。
Excelのフィルタ機能を活用して、特定階層までの絞込みや材料費だけの絞込みなど、確認内容に適した表示が行えます。



Excelで作成した実行予算書や見積書を有効活用

Excelで作成した実行予算書や見積書の複数明細をコピー&ペイストの操作で簡単に『BeingBudget』に取り込めます。単位と数量が逆の並びでも自動認識して取り込めるので、Excelの資産を有効活用できます。
 


地域や対象工事に適した自社単価マスタの活用

自社の要素体系に沿った単価マスタの複数作成機能で、地域や対象工事に適した単価マスタから見積・予算を作成できます。また、単価種類ごとに数量を自動集計する「数量表」機能で、工事全体や工種ごとの主要資機材、労務の数量集計が瞬時に表示されます。単価変更も可能で、金額比重の高い単価種類の単価変更による効率的なシミュレーションが行えます。



特徴2:最終予想原価の的確な把握による原価管理


“官庁積算−元積−実行予算−原価管理”までデータ連携され、原価管理の効率が大幅に向上します。今後発生する「見込原価」を予想することにより、当月時点での最終予想原価と最終予想粗利益を正確に把握し、早期の収支改善の対策が行えます。また、設計変更契約前の未確定工事を含めた原価管理が行え、従来よりも精度の高い原価管理と収支予想が可能になります。


注文情報を基にした出来高管理

注文情報を基に当月出来高の査定を行います。当月出来高、もしくは累計出来高での査定が可能で、累計出来高査定時には、「累計出来高 − 前月迄出来高」を当月出来高欄に自動表示します。さらに、過払いチェック機能により、注文以上の査定は不可能なため、出来高査定業務の省力化とチェック機能の両立を実現。また、注文ごとの出来高査定をExcelに出力でき、協力業者との出来高協議に有効活用できます。


任意単位での原価集計

実行予算画面の工事ツリーで設定した「主要工種」単位で原価集計します。工事ごとに集計単位を変えられるので、施工条件や工種ごとの特性により、管理単位の粒度を変更できます。


今後発生する「見込原価」の適切な管理

見込原価を適切に把握することにより、最終予想原価、最終予想粗利益の精度向上を図ります。原価管理単位ごとに自動計算モード、合計見込入力モード、見込明細モードのいずれかを選択できます。

自動計算モード……………「実行予算−注文対象予算−注文外原価」を自動計算
合計見込入力モード………原価管理単位で見込原価を入力
見込明細モード……………見込原価の根拠になる明細を入力。原価管理単位は、
____________自動で積上計算


多彩な原価管理帳票

設計変更契約前の未確定工事を含めた月次報告書、出来高曲線の原価グラフを出力する月別原価集計表など、多彩な原価管理帳票を出力します。また、積算情報、予算情報、最終予想原価の対比が行える予算原価対比表にて、原価管理単位での積算・予算と最終予想原価を対比することにより、工事の振り返りが行え、改善内容を積算業務にフィードバックできます



特徴3:海外工事の見積業務を効率化


煩わしい通貨換算や物価変動による単価変更など、海外工事特有の煩雑な作業を低減。大規模工事でもストレスなく見積業務ができるよう支援します。


複数通貨での見積・予算作成と自動換算機能

1つの予算書内では、標準通貨以外に別通貨として最大3つの通貨を使用でき、合計で最大4通貨を使用した見積・予算の作成が可能です。それぞれの使用通貨で入力された金額は、瞬時に標準通貨に自動換算されます。また、通貨ごとのレート設定を変更すると変更したレートを基にした換算計算ができるので、為替レート変動によるシミュレーションも可能です。


単価マスタに通貨ごとの資源登録が可能

資源ごとに使用通貨が設定可能。実情にあった単価マスタ活用により、同一単価の活用や単価の一括変更が行えます。また取引先ごとや価格変動を見越した単価マスタを複数作成できるので、リスクヘッジの為の価格シミュレーションが行えます。


海外工事専用の見積内訳書

利益率(PROFIT)・経費率(OCM)・税率(VAT)や、利益の計算方法指定、端数丸め設定などを出力前に設定。発注者ごとの細かな計算方法の違いも設定変更で対応でき、該当工事に適した「Unit Price Analysis」が出力できます。  

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